カモガワGブックスVol.5 特集:奇想とは何か?
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「奇想」とは何か? あまねくジャンルの中に見出だされるストレンジな発想の源にあるのは、いったい何なのか? その実態に、文学(SF、ホラー、ミステリ、ラテンアメリカ文学)や漫画、ゲームなど各種のメディアでの奇想作品のレビューや創作、翻訳や論考など、さまざまな角度から迫る一冊。 「第2回カモガワ奇想短編グランプリ」受賞作も掲載。 A5版、188ページ。 第5号となる本号は、「特集:奇想とは何か?」と題して、奇想小説・漫画・ゲームなど、奇想的コンテンツのレビュー・論考や創作(短編小説)、翻訳などを掲載します。 その他、今年開催した「第2回カモガワ奇想短編グランプリ」大賞・優秀賞作品も選評と合わせて掲載します。 表紙イラストは『第七女子会彷徨』『誰何 Suika』などの作品のある漫画家・つばな先生。 ※12月1日の文学フリマ東京での頒布後、順次倉庫より発送する予定です。 ◯目次 カモガワGブックスVol.5 特集:奇想とは何か? レビュー・論考 「狂気の沙汰か、SFか!? 偏愛海外奇想短編10選」:鯨井久志 「奇想的宇宙SFの世界」:坂永雄一 「ラテンアメリカ奇想小説パレード」:蛙坂須美 「奇想が殺す——推理小説と奇想について、偏愛する短篇を三つほど」:鷲羽巧 「奇想溢れる悪夢の饗宴——奇想ホラーブックレビュー」:昏月鯉影 「国立国会図書館デジタルコレクションの全文検索を用いた「奇想」および「奇想小説」の語誌の概観」:下村思游 「最近の奇想ゲームについて(主にSteamで買えるやつ)」:千葉集 「奇想マンガの巨匠たち」:茎ひとみ 「つばな単行本未収録作全レビュー」:鯨井久志 「なぜ奇妙であることが面白いのか—— 「奇想とは何か?」試論」:鯨井久志 翻訳 キャサリン・マクリーン「シンドローム・ジョニー」:鯨井久志 訳 特別解説 キャサリン・マクリーンのために:大島豊 リドリー・ウォーカー——『ある幻想の未来』より ラッセル・ホーバン『リドリー・ウォーカー』(第一章研究訳):阿部大樹 創作 「ハナビラ・オプティミスト」:石原三日月 「小さなはだしの足音」 :坂永雄一 第2回カモガワ奇想短編グランプリ受賞作品 大賞 レターパックで現金送れ/は詐欺です「くるぶし考」 優秀賞 春眠蛙「潰しに関する覚え書き」 優秀賞 藤井佯「幽玄の惑星」 表紙イラスト:つばな 装丁:南々蛸